英語学習を始めるにあたって、最初は「よし!頑張るぞ!」と張り切っていても、やっているうちに思い通りにいかず、挫折した経験はありませんか?


Googleの元副社長、村上憲郎さんって知ってる?
必要なことしかやらないシンプルで効率的な英勉強方法を紹介しているよ!
Googleの元副社長である村上憲郎さんの勉強法は、「無駄を省き、必要なことしかやらない」という斬新な方法です。
今回は、「村上式シンプル英語勉強法」という本から、シンプルで効率的な勉強法についてお話していきます。
学習の概念がひっくり返るようなシンプル過ぎる考え方は、あなたの明日からの英語学習に、大きな変化をもたらすこと間違いなしです!

目次
「村上式シンプル英語勉強法」が凄い!
元グーグル副社長兼日本法人社長の村上憲郎さんが著者の「村上式シンプル英語勉強法」という本は、必要なことしかやらないというコンセプトをもとに書かれています。
村上憲郎さん自身の勉強法を紹介したこの本は、150ページという少ないページで簡単に読み終えることが出来ます。
しかし、その中に「リーディング」「英単語」「リスニング」「スピーキング」のそれぞれをマスターするためのノウハウがまとめられており、本当に必要な英語だけを身につける術がまとめられているのです。
凄いのは内容だけじゃない!
本の内容が素晴らしいのは間違いありませんが、「村上式シンプル英語勉強法」の凄いところは内容だけではありません。
実は著者の村上憲郎さん、元グーグル副社長兼日本法人社長という肩書きだけでも充分凄いですが、英語学習に対する根性も並外れています。
村上憲郎さんは3年間、毎日3時間の英語学習を行っていたそうですが、仕事が忙しい中、毎日3時間英語学習をするというのは、簡単なことではありません。
英語学習において「誰でもできるけど、やりきることが難しい」という言葉がしっくりきます。
「村上式シンプル英語勉強法」を読むことで、どんな凄い人でも英語を習得するためには、とてつもない時間と努力が必要だったという事が分かります。
この本は、モチベーションを上げてくれる本としても素晴らしいのです。
さらに、英語を身につけることで広がる世界についても、村上憲郎さん自身の経歴として表れています。
「今このときを一生懸命に頑張る」ということの意味を、この本を通して教えてくれているように感じます。
村上式シンプル英語勉強法の考え方
ここからは本の内容について触れていきます。
村上式シンプル英語勉強法は、本当に必要な英語だけを最短で身につけることをコンセプトとし、
- 必要なことしかやらない
- 英語は勉強でなく筋トレだ
という考えをもとに書かれています。

必要なことしかやらない
そもそも英語を勉強するうえで、何が必要で何が不要かは最初から判断できませんよね?
そのせいで、あれもこれも!と手を出しているうちに負担になり、続けられない原因となります。
村上式シンプル英語勉強法では「リーディング」「英単語」「リスニング」「スピーキング」それぞれを学ぶために「やる必要なし」「捨てていい」と無駄なことをはっきり明記してくれています。
おかげで、無駄なことに労力を使わずに、大切な部分だけを選んで学習することが出来ます。
英語は勉強でなく筋トレだ
「英語は自転車に乗る練習をするようなもの」と村上憲郎さんは考えています。
知力は必要とせず、英語を頭で考える必要はない。
英語を使う筋肉を作るため、トレーニングをする。という認識のもと進んでいきます。

理屈ではなく、感覚を使って、身体に直接英語を叩き込むことによって、頭で考えて英語を日本語に訳すのではなく、英語を自然と身体に取り込み、実践的な英語を身につけます。

必要なことはしっかり記されているから、村上憲郎さんが実践した練習例もたくさん紹介されているよ!
村上式シンプル英語勉強法の内容
それでは、「村上式シンプル英語勉強法」にそって「リーディング」「英単語」「リスニング」「スピーキング」それぞれ4つの具体的な勉強法を紹介していきます。
リーディング編
リーディングの目標は「日本語と同じように英語を読める」ようになることです。
そのためには、ひたすら英語を読む必要があります。
村上憲郎さんいわく、300万語ほど読む必要があり、小説に例えると約30冊です。
30冊と言われれば、なんとかできそうな気がしますね!
たくさんの文章を読むことで、基本的な単語や文法は往復して出てくるため、自然と身につけることができます。
英単語編
そして、読むスピードを上げるためには、単語を覚える必要があります。
村上式シンプル英語勉強法では、覚える英単語は1万語が目標です。1万語覚えると、ビジネスで困ることはないと言われています。
一気に1万語はハードルが高いので、3千語から始め少しずつ目標を上げていきましょう。

英語は、単語力を上げることが上達への近道なんだ。
ちなみに、村上憲郎さんはひたすら毎日眺めるだけで、英単語を覚えたんだって!
やっぱり毎日継続することが大切なんだね〜
一つ一つ丁寧に覚えるのではなく、なんとなく意味の分かる単語を増やすことで、効率的に単語を覚えられます。
リスニング編
村上憲郎さんいわく「リスニングは耳の筋トレ。使うのは知力ではなく筋力」だそうです。
英語と日本語は、そもそもの周波数に違いがあるため、日本人は聞き取ることが苦手です。
上達するためには、ただ一つ、ひたすら聞くしかありません。
そのうえ、勉強用のゆっくりした優しい英語を聞いてもあまり意味がありません。
最初から、思いっきりネイティブの生の英語を聞き続けることで、無駄な時間を省きましょう!
その際に、100%の理解は目指さなくてもかまいません。
村上式シンプル英語勉強法では、サッと聞いてなんとなく文章の意味が理解できれば充分なのです。

1日1時間づつでも、継続することが大切だね!

スピーキング編
英語がコミュニケーションである以上、相手の話を聞き取り、自分の意見を述べることができなければいけません。
村上式シンプル英語勉強法では、「日常英会話は5パターンしかない」という前提で、パターンを丸暗記することで日常会話はなんとかなると話しています。
- 挨拶
- 依頼
- 質問
- 意思を伝える
- 相手の意思を聞く
この5パターンを覚えてしまえば、最低限の会話は成り立ちます。
後は経験を積むことで、バリエーションを増やし、会話の幅を広げていくのです。

村上式シンプル英語勉強法で英語を学ぶ理由
「村上式シンプル英語勉強法」では、英語を学ぶために「こうしたらいい」ではなく、手遅れギリギリの年齢で学び始めた村上憲郎さんの実体験が記されています。
村上憲郎さんは、1日3時間(リスニング1時間・単語勉強1時間・リーディング1時間)を3年間続けました。
その根性は、どういった思いから生まれたのでしょうか?

あなたはどちら側になりたいか
グローバル化が進む中で、将来人間は、英語を喋れる人間と喋れない人間に二分される。と村上憲郎さんは考えています。
英語の公用語化が進み、外国人と仕事する機会が増えていく中で、自分自身が英語を喋られる人間と喋られない人間のどちらでありたいか、が重要なのです。

まとめ
実体験をもとにしているうえに、結果を残している方の話はやはり説得力がありますね。
完璧な英語を身に着けたい!という方には、思っていたものと違うとなると思いますが、ビジネスのために英語を身に着けたい方にはピッタリの1冊です。
もちろん、完璧な英語を覚えることが一番ですが、まずはすぐ実践的に使える英語を覚え、経験を積みながら幅を広げるというのも合理的な英語学習だと思います。

習慣化するまでは苦労しますが、そこを乗り越える根性があれば、あとは自然に英語が身につきます。
読む本やヒアリングに使うアイテムに、自分が興味を持てるものを選ぶなどして、楽しさを持ちながら「村上式シンプル英語勉強法」を試してみてはいかがでしょうか?
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